2017.07.14 (Fri.) 勉強カフェご紹介
勉強カフェで夏のエピソード作り
飯田橋スタジオ、スタッフの黒岩です!
7月に入り、本格的に暑くなってきましたね…
皆さんは“夏”といえば何を連想するでしょうか?
海、花火、スイカ割り、風鈴、お祭り…
個人の思い出とリンクして、様々だと思います。
“宿題”という存在も夏(もしくは夏休み)の風物詩の1つと言えるのではないでしょうか。
私だけかもしれませんが、夏という季節にした過去の勉強の思い出は、何故か脳裏に残っています。もちろん、良い思い出も、悪い思い出も(笑)
そこで今回は『記憶』に関するお話しです。
“知識”と“体験”の記憶
私は脳科学や心理学が専門ではないので、既知の事実やネットからの引用になってしまい恐縮ですが、『記憶』について簡単にご紹介できればと思います。
一言で『記憶』と言っても、我々の『記憶』はいくつかの種類に分類されます。分類の方法や、呼び方、意味はその学術領域によって様々です。
(筆者作成)
ここでは“エピソード記憶”と“意味記憶”の2つに焦点をあてたいと思います。
エピソード記憶
エピソード記憶とは、個人が経験した出来事に関する記憶で、例えば、昨日の夕食をどこで誰と何を食べたか、というような記憶に相当する。エピソード記憶は、その出来事を経験そのものと、それを経験した時の様々な付随情報(時間・空間的文脈、そのときの自己の身体的・心理的状態など)の両方が記憶されていることを特徴とする。
意味記憶
意味記憶は知識に相当し、言語とその意味(概念)、知覚対象の意味や対象間の関係、社会的約束など、世の中に関する組織化された記憶である。例えば、「ミカン」が意味するもの(大きさ、色、形、味や、果物の一種であるという知識など)に関する記憶が相当する。意味記憶は、通常同じような経験の繰り返しにより形成され、その情報をいつ・どこで獲得したかのような付随情報の記憶は消失し、内容のみが記憶されたものと考えられる。
(https://bsd.neuroinf.jp/wiki/記憶の分類 より引用)
長々とした説明になってしまいましたが、要約すると
エピソード記憶→体験
意味記憶→知識
と捉えることも出来ます。
一般的に私達は机上での学習において、まず知識を詰め込むこと、すなわち“暗記”という作業に専念します。
暗記はお嫌いでしょうか?
個人的には苦手ですが、嫌いではありません。
過去、行政学の教授に『暗記も出来んような奴が、応用が出来ると思うな!』と一喝されたことは鮮明に覚えております笑
暗記という作業は、それほど基本的且つ重要なものなのでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、この『記憶』のお話しを通じて私が感じていることは、勉強カフェでは“知識”と“体験”の両者が得られるのではないか?ということです。
それを感じたキッカケは、飯田橋スタジオでも3期がスタートした『3ヶ月プログラム』にあります。
3ヶ月プログラム
この通称『3プロ』の狙いは、仲間と支えあって目標を目指す、というとシンプルなものに聞こえますが、もう少し効果的な意味もあると思います。
3プロノートは日々勉強した内容が克明に記されている場ではありませんが、その日その日の反省やコンディションを書いて頂いております。
いかがでしょうか。エピソード記憶に近いものを感じないでしょうか?
その記録を仲間とも共有していくわけですから、より特別な“体験”になること間違いなしですね!
この“体験”が直接的に学習効率に作用するかどうかは明言出来ませんが、“知識”と“体験”の融合により記憶がより強固なものになるのは皆様もご経験があることと思います…
もちろん3プロに限らず、日々のイベントやラウンジでの何気ない会話など、勉強カフェで過ごす時間そのものが“体験”の1つとして記憶に残り、皆さまの目標へ近づく一助となれば幸いです。
是非、この夏は勉強カフェでエピソードを見つけてみてはいかがでしょうか。